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悲しみの収穫 ウクライナ大飢饉 -スターリンの農業集団化と飢饉テロ-

¥4,400 税込
商品コード: 978-4-87430-050-3
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刊行年月日:2023/2/24
書店発売日:2023/2/24
版型:四六判
製本:並製
ページ数:648頁
著者:Robert Conquest(ロバート・コンクエスト)
翻訳者:白石 治朗
20世紀に出現した共産主義国家は、必ず無辜の自国民を大量に餓死させ続けた。飢餓が支配の手段だったからである。ソ連邦に組み込まれていたヨーロッパの穀倉地帯ウクライナでは、1932〜33年に餓死者700万人以上、全人口の約20%がスターリンの犠牲となった。
2022年2月24日、プーチンのロシアは隣国ウクライナに侵攻した。実にロシアが、手段を選ばぬソ連邦の正統的後継国家たることを証明する蛮行であった。本書は、そのロシア的蛮行の原型である「大飢饉」の衝撃の記録である。

餓死者700万人以上、1933年のヨーロッパの穀倉地帯ウクライナを襲った20世紀最大の悲劇。
その全貌を初めて世界に知らしめ、ソ連崩壊を加速させたロバート・コンクエスト1987年の歴史的名著。
時に〈無法を法〉とするロシアが内包する根源的暴力性に、隣国は無縁でいられるか? 2007年の初邦訳版を再出版。

■著者略歴
Robert Conquest(ロバート・コンクエスト)1917年 - 2015年
イギリスの歴史学者、詩人、小説家。
オックスフォード大学モードリン・カレッジで博士号取得。英国での外交官勤務を経て、スタンフォード大学フーバー研究所上級研究員、コロンビア大学ロシア研究所とウイルソン・センターフェロー、ヘリテージ財団客員研究員、ハーバード大学ウクライナ研究所研究員。2005年、米国で大統領自由勲章(文民向けの最高勲章)を授与された。
著書
『スターリンの恐怖政治』上下(片山さとし訳、三一書房、1976年、原題は『大テロル』1990年改訂版)
『誰がキーロフを殺したのか』(新庄哲夫訳、時事通信社、1970年)
『スターリン—ユーラシアの亡霊』(佐野真訳、時事通信社、1994年)

■訳者略歴
白石 治朗(しらいし じろう)1936年 大阪府生まれ。
早稲田大学文学部露文科卒業、同大学院文学研究科博士課程(西洋史専攻)修了。ロシア史専攻。
著書
『ロシアの神々と民間信仰−ロシア宗教社会史序説』(彩流社)
『概説西洋社会史』(分担執筆、有斐閣)
訳書
O・クレマン『東方正教会』(共訳、白水社)
S・M・バロン『プレハーノフ』(共訳、恒文社)
A・ヴォイス『モスクワとロシア文化の源流』(恒文社)
I・S・ベーリュスチン『十九世紀ロシア農村司祭の生活』(中央大学出版部)
P・アヴリッチ『ロシア民衆反乱史』(彩流社)

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