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関定子が歌う日本の抒情 〜うぬぼれ鏡〜

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収録曲 全25曲

 

 

—「荒城の月」「椰子の実」「早春賦」「月の沙漠」から「十五夜お月さん」「通りゃんせ」まで。『日本の抒情』のタイトル通り、私たちの心を捉え続けてきた「日本のうた」。世代を越えて誰もが口ずさむ事のできる定番曲を収録、心の原風景がここにあります。

 

 

■収録曲

 

 1. うぬぼれ鏡(小黒恵子/平井康三郎)

 2. 母の唄(板谷節子/橋本國彦)

 3. 母(竹久夢二/小松耕輔)

 4. 里ごころ(北原白秋/中山晋平)

 5. 初恋(石川啄木/越谷達之助)

 6. 里の秋(斎藤信夫/海沼 実)

 7. 時計台の鐘(高階哲夫/高階哲夫)

 8. 叱られて(清水かつら/弘田龍太郎)

 9. 通りゃんせ(わらべうた/本居長世編曲)

10. 浜辺の歌(林古渓/成田為三)

11. かなりや(西条八十/成田為三)

12. 浜千鳥(鹿島鳴秋/弘田龍太郎)

13. 椰子の実(島崎藤村/大中寅二)

14. ちんちん千鳥(北原白秋/近衛秀麿)

15. 砂山(北原白秋/中山晋平)

16. 宵待草(竹久夢二/多 忠亮)

17. 月夜の小鳥(永井花水/藤井清水)

18. 白月(三木露風/本居長世)

19. 十五夜お月さん(野口雨情/本居長世)

20. 月の沙漠(加藤まさお/佐々木すぐる)

21. 月見草の花(山川 清/山本雅之)

22. 荒城の月(土井晩翠/滝廉太郎)

23. 朧月夜(高野辰之/岡野貞一)

24. 早春賦(吉丸一昌/中田 章)

25. すてきな春に(峯 陽/小林秀雄)

 

 

《各誌レビューより》

 

「レコード芸術」('97月12月号) 喜多尾冬彦氏

 

この変貌いちじるしい時代に、日本はどういう国かと問われれば、答えようがないのではないか。戦前の日本、戦後の日本、高度成長期の日本、そしてバブルのはじけたあとの日本は、みなそれぞれ違った表情をあらわにしており、どれを本当の日本と言ってよいのか、頭が混乱してくる感じだ。しかし、関定子の演奏を聴いていると、そこにどんな時代を通じてもなくならない日本の原形質のようなものがあると思わせられる。なくならないというよりは、これを失ってはわたしたちは影のような存在として生きていくしかないと思わせられるようなものだ。それは人を想う心というか、たとえ相手が自分をどう想っていようと、ひとり真摯に相手を想うことが、自分の生きる支えになるという心のあり方だ。それが人をどれほど気高く、美しくすることか。関定子はそれを突きつめた緊張感をもって、絶唱という形であらわし出す。もちろんこの姿勢は日本人の専売特許ではない。本来はインタナショナルなものだ。しかし、わたしたち日本人はとりわけこの美学に敏感だった。関定子が思い出させるのはそのルーツである。それはとくに《母の唄》《母》《里ごころ》《初恋》《浜辺の歌》《叱られて》などの曲によくあらわれている。それらは聴き手の胸を痛くするほどの緊張感をたたえており、人を想う心がわたしたちにいかに切実なものかを認識させる。(以下略)

 

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