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近代ロシア聖歌集〈1998 6.10/1999 5.7 紀尾井ホール ライブ録音〉

¥2,200 税込
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収録曲 全15曲

 

 

—19世紀初頭、絶頂期を迎えたロシア正教音楽の系譜

 

バラキレフ、チャイコフスキー、ラフマニノフ、カスタルスキー…そして革命と弾圧。混乱の中での悲劇、チェスノコフ、シュヴェドフ。

政治と社会の変遷に翻弄されてきた珠玉の音楽たちが今ここに復活する。

 

 

 

 

■収録曲

 

 

 1. 天からの預言 —世の始めより(バラキレフ)

 2. 天より主を讃めあげよ —天の高きより(チャイコフスキー)

 3. 主の名を讃めあげよ —ほめよ主の御名を(カスタルスキー)

 4. 悪人の謀に行かざる人は福なり(ラフマニノフ)

 5. 生神童貞女や喜べよ —喜びうたえ、乙女よ(ラフマニノフ)

 6. 至と高きには光栄(ラフマニノフ)

 7. ヘルビム頌 —ケルビムのごと、我、造られし(チェスノコフ)

 8. 悪人の謀に行かざる人は福なり —喜べ、悪しき道を歩まぬもの(チェスノコフ)

 9. 主宰や今爾の言にしたがい —心安けく我を行かせたもう(チェスノコフ)

10. 恩寵を満ち被る者や —恵みゆたけき乙女ごよ(チェスノコフ)

11. 我が霊や主を讃めあげよ —我が魂よ主をたたえよ(チェスノコフ)

12. 我信ず(シュヴェドフ)

13. 穏やかなる光 —天なる御神の(シュヴェドフ)

14. 天に在ます我らの父や —我が主よ、天なる御父よ(シュヴェドフ)

15. 天より主を讃めあげよ —天の高きより(シュヴェドフ)

 

 

 

 

《『近代ロシア聖歌集』ライナーノーツより》

 

 

なぜロシア聖歌を紹介するのか■麻田恭一

 

ロシア正教会では楽器の使用を禁じているため、宗教曲は必然的にア・カペラの合唱曲となる。したがって正教会が国教であった帝政ロシアでは、ヨーロッパでパイプ・オルガンを発達させたような音楽的才能、エネルギーのすべてがア・カペラ合唱曲に注がれたことになる。1915年発表のラフマニノフ『徹夜祷』はまさにロシア宗教音楽絶頂期の掉尾を飾る作品であった。

 

今回このCDではこの絶頂期に連なる作品のいくつかを紹介するに過ぎない。しかし現在、ロシア聖歌が到達したその高みに見合う正当な評価を得ているかと言うと、そうとは言い難い。その主たる原因は1917年からソ連崩壊まで続いた70年の宗教弾圧による。70年といえばほぼ3世代である。この間一貫して、宗教曲は演奏も楽譜の出版も禁じられ、作曲家の作品リストからさえも削除されていたのである。ロシア民謡でさえ宗教色のあるものは歌われなかった。

 

ロシア音楽を語る時、少なくもこの「抹殺」の事実だけは認識しておくべきである。そうでなければチャイコフスキーもラフマニノフも正当な評価はできないはずである。宗教曲を語ることなくバッハやモーツァルトが成立しうるか、という問題をぜひ想起してほしい。私たちがロシア聖歌を紹介するのはロシア聖歌が音楽として普遍的な価値をもっており、ひとり正教会のものだけでなく人類全体の財産であると信ずるからである。

 

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